子供嫌いだった私が子供を産んだ結果
子供だと無条件に「かわいぃ〜!!」ってなってる人達を、2・3歩引いてケツを向けて横目で、なんなら宙に浮きながら腕と足を組んで見てるような奴だった。
笑っていいとものそっくりさんコーナーで全然似てない子供がキョトン顔で出てきても「いや、似てねーし。出てくんじゃねーよ」ぐらい思ってたし、
電車で子供が泣いてたりワイワイしてても「何やってんだよ親ー。ちゃんとしろよー」って平気で思ってた。
そこに悪気なんてものはなかったし、みんなもそうだろうとか、私が正しいし、常識的に考えてそうだろうって思ってた。
友達が子供を産んだ時も、おめでとうって気持ちはたっぷりあったし、赤ちゃん可愛いなぁとも思ったけど、抱っこしたいとか、触れたい、笑わせたい、関わりたいって気持ちはなかったな。
友達が、どう接したらいいのかわからない私に気を遣って「抱っこする?」なんて言ってくれたのに、「怖いからやめとく(^^;;」なんて断ったりしてた。
ほんとはヨダレが気になってたってのもある。。。
前に友達の子供に私が付けてたブレスレットをパクパクされてヨダレでベチョベチョになった事があったから。。。
今思えばヨダレうんぬんよりも、誤飲の危険があるからやめさせるべきだったって思うけど、その時は全くそういう頭はなかったな。
誤飲しても、口に入れるから悪いんじゃんって思ったかもしれない。
それぐらい、子供に対しての理解がなかった。
意地悪や嫌がらせをしてるつもりじゃなく、あの予測不能で常識の範囲外の動きとか、言わないで欲しいことまで言っちゃうとことか、いつでも泣く気満々のスタンスとか、、、
得体の知れない恐怖からずっと避けてきた、こども。
いわば、自分が子供だった。
こんな子供な私に子供できたらどうすんだろ(笑)って思ってた。
そんな私も30を目前にして、周りが母になっていくのを間近で見て、自然と子供が欲しくなり、ありがたいことに割とスムーズにお腹に命が宿ってくれたんですよ。数ヶ月はかかりましたけどね(^_^)
妊娠中に読み漁る育児雑誌に、『出産して1番ビックリしたことランキング』なるものがあって、1位が『子供がカワイイ』だったのを見て、そりゃそうだろwwwってなってたけど、実際に生まれたら…か、かわいいいいいぃぃ!!
思った以上!想定外のかわいさで!
こ、これが母性か!!!!
出会って数日で、私の人生の中の出会いを覆す、自分の命より大事な人が現れてしまったのです!!
みんなごめん!
特に、付き合いの長いやつらごめん!
お前らの命より、私の子の命の方が(私にとっては)100倍大事だわ!!